
カウンセラーの國頭夜桜(くにとう やざく)です。

ご相談内容の中で特に多い「離婚問題」。
今回はその中で、「離婚の主な原因」と「離婚する夫婦の4つの共通点」について、書いていきたいと思います。
離婚の主な原因はどんなこと?
もしかしたら、これを読んで下さっている方の中に、離婚しようか迷っている方がいらっしゃるかもしれません。
そして、「こんな原因で離婚を考えるなんて、自分の我慢が足りないのかも?」と、ご自身を責めてしまわれている方が、いらっしゃるかもしれません。
でも、離婚する夫婦の離婚原因を知ったら、ご自身を責める必要はないとお分かりいただけると思います。
そこで、離婚を選択した夫婦の主な離婚原因は何か、ご説明したいと思います。
離婚届に「離婚原因を書く欄」はありません
協議離婚、つまり話し合いで離婚した場合、提出する離婚届に、離婚原因を記載する欄はありません。

確かに協議離婚の場合は、離婚した当人同士にしか分かりません。
離婚の調停申立書にある13の原因とは?
話し合いでは決着がつかず、調停で離婚する場合、最初に提出する「調停申立書」にある「13の原因」から、1つを選択しなくてはなりません。
その統計が家庭裁判所から、「司法統計」という形でデータ化されているのです。
調停申立書にある13の離婚原因とは?
- 性格があわない
- 異性関係
- 暴力をふるう
- 酒を飲みすぎる
- 性的不調和
- 浪費をする
- 病気
- 精神的に虐待をする
- 家族を捨ててかえりみない
- 家族との折り合いが悪い
- 同居に応じない
- 生活費を渡さない
- その他
どうですか?
あなたが離婚を迷われている原因が、上記13個のうちのどれかに当てはまるのではないでしょうか?
そうだとしたら、離婚を迷われていたとしても、決してあなたの我慢が足りないとか、わがままだとか、ご自身を責める必要はないのです。
男女別、離婚原因上位5つについて
更に詳しく、男女別の離婚原因を見ていくと、性別によって離婚する理由が違っていることが分かります。
男性が妻と離婚したい原因、一位から五位まで
- 性格があわない
- その他
- 精神的に虐待する
- 異性関係
- 家族親族との折り合いが悪い
女性が夫と離婚したい原因、一位から五位まで
- 性格があわない
- 生活費を渡さない
- 精神的に虐待する
- 暴力をふるう
- 異性関係
一位は、男女とも「性格が合わない」ですが、二位以下は性別によって、原因がはっきり別れているのがお判り頂けると思います。
特に女性の場合は、生活の存続や心身に危険を感じるという、切実な所まで追い詰められて、離婚を選択される方が多いようです。
離婚する夫婦の4つの共通点とは?
最近の統計によると、一年間に「20万8496組以上の夫婦が離婚」を選択しています(令和元年人口動態統計)。
[引用元:厚生労働省 令和元年(2019)人口動態統計より]
これだけ多くの離婚する夫婦がいるわけですが、離婚する夫婦には4つの特徴が挙げられます。
- お金の問題
- コミュニケーション不足
- 親族(互いの実の親)の介入
- 片方が相手を見下している
それぞれの項目について、もう少し詳しく見ていきましょう。
離婚する夫婦の共通点【その1】お金の問題について
結婚生活を維持していくうえで、お金は必ず必要なものです。
そのため、お金の問題が離婚にまで発展してしまう問題になるのも納得がいくと思います。
現に、上記でみた、女性の離婚原因で「生活費を渡さない」が第二位に挙げられるほど、大きな問題となっています。
特に女性は、正社員として働いていた場合でも、男性より収入が少ないケースが多く、経済的格差があることも多々あります。
社会的構造から、女性が出世しにくい体質の企業が多かったり、子育てや家事の負担が女性側に多いため、女性が敢えて仕事量をセーブしている場合もあるでしょう。
それなのに、「共働きだから」という理由で生活費を渡されず、困窮してしまうケースが後を絶ちません。
逆に、女性の方が収入が多く、それを良いことに、男性が無職のまま家事や子育てもせずに浪費をする場合もあります。
このような場合、女性側には、その男性と結婚生活を共にする理由がないと離婚を考えても不思議ではありません。
離婚する夫婦の共通点【その2】コミュニケーション不足について
元々、日本人の国民性や日本という国の土壌に「言わなくてもわかるだろう」「言葉にしなくても察するべき」という側面があるのは否定できません。
離婚に至る可能性が低い夫婦とは?
ですが、元々は別々の家庭環境で成長し異なるライフスタイルや、別人格なので考え方が異なる二人が一緒になって家族として暮らすわけですから、色々と違いがあって当然です。
そこで、違いについての違和感や不満を貯めこまずに、こまめに話し合うカップルは、お互いに歩み寄ることが出来て、絆が強くなるので離婚に至る可能性は低くなるといえるでしょう。
離婚に至る可能性が高い夫婦とは?
例えば恋人同士の時は、相手の事を知るために、時間や労力を割いてきた二人だったとしましょう。
そして家族になると、生活を共にすることに伴う些細な問題(例えば歯ブラシの置き場所など!)から、他人と一緒に暮らし始める時には、多かれ少なかれストレスが溜まるものです。
そこでコミュニケーションを怠ると、亀裂は徐々に深くなり、気が付いた時には取り返しのつかないところまで進行してしまいます。
特に男性は「言わなくても分かるだろう」と言葉にせず、女性に甘える傾向があります。
逆に女性は「具体的にその場で要望を伝えず、内心で気が付いてくれればいいのに」とため込んで爆発するケースが多いようです。
民法という法律に定められた夫婦の義務とは?
民法という法律では、結婚から離婚に至るまで、細かい内容が規定されています。
「互いに協力し扶助」するためには、密なコミュニケーションが必要なはずです。
そしてそれは、相手を批判したり傷つけることではなく、新たな一つの家庭を築くために、思いやりをもって互いに理解しあうための歩み寄りだということを、忘れないでください。
離婚する夫婦の共通点【その3】親族の介入について
結婚をすれば、相手の家族も自分の家族となるのは当然です。
ただ、片方が自分の親族ばかりを重視して優先することは、配偶者をないがしろにすることとなります。
そして、二人で新たに築いた家族の問題に、一々、どちらか、あるいは双方の親族が介入してきて、自分達の意見で家族を築いていけないのならば、新たな家族を築いていくための大きな障害になるでしょう。
昔ながらの女性が嫁に入る、という考え方で、女性が一方的に男性の家族のやり方に従わなければならない場合が、代表的な例でしょう。
ですが、逆に女性が結婚した後も実家にべったりで、配偶者よりも実家に頼り、結婚した後も両親を優先するというケースも近年増えてきています。
どちらのケースも、最優先すべきは「あくまでも配偶者」であることを、しっかりと認識すべきでしょう。
離婚する夫婦の共通点【その4】片方が片方を見下している場合
このケースはもっと簡単に言ってしまえば、夫婦が対等な関係ではなく、上下関係が出来てしまう場合です。
例えば、このようなことを相手に言ったり、言われたりしていないでしょうか?
- 専業主婦で社会に出て働いていないことを理由に、無能呼ばわりされる
- 学歴が自分よりも低いことを馬鹿にされる
- 実家の経済的な差を、事あるごとに持ち出される
- 片方の親に育てられたことを理由に罵られる
別々の環境で育った二人なのですから、そのバックグラウンドも異なって当然です。
それなのに、それを理由に相手を否定したり、非難して傷つけたりすることは、コミュニケーションではなく、言葉の暴力です。
夫婦が対等な関係で、自由に相手に意見を言える関係でないと、下に見られている側に不満が溜まり、離婚を考えるようになる理由となるでしょう。
離婚の主な原因と離婚する夫婦の4つの共通点について―まとめー
離婚について、まずは「主な離婚理由」と「離婚する夫婦の4つの特徴」についてみてきましたが、いかがでしたでしょうか?
ご自身に「離婚する夫婦の4つの特徴」に当てはまる点がある場合、まずはそれを改善してみると、関係の修復の糸口がみつかるでしょう。
相手に「離婚する夫婦の4つの特徴」に当てはまる点がある場合には、その点を改めてくれるように、まずは意思表示をすることを試みてはいかがでしょうか?
どのように相手に意思表示をしたら良いか分からない場合には、いつでもご相談にいらしてください。
また、ご自身からいくら相手に気持ちを表しても変化がなく、離婚すべきか一人で悩まれるようでしたら、その時もご相談にいらしてください。
まずはお気持ちを吐き出して、ため込んだものを一度外に出すだけで、随分と楽になれるはずです。
それから、ご自身のお気持ちの整理のお手伝いをさせて頂きます。
決して一人で悩まないでください。
あなたは一人ではないことを、忘れないでください。

次回も「離婚」に関する、「女性が知っておくべき離婚準備に関する事項について」お伝えしていきたいと思います。
離婚をするかどうか迷っている場合でも、知識はあって邪魔になるものではありません。
法律は知っている人を守ってくれますが、知らない人は守ってくれない、という非情な部分があります。
そのため、離婚を迷われている方に、なるべくわかりやすく離婚にまつわる内容をお伝えしたうえで、お気持ちの整理などのお手伝いや心のケアを、カウンセラーとしてさせて頂きたいと思っています。


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